III
Information Services Groupサービス提供側のどこにも属さない独立の助言者という立場を保ち、30年分の調達・値決め比較から集めた1000万件近い実データを持つ。幅広い経営コンサルティングを手掛ける大手とは、競う場所が違う。
収益は主に案件ごとの助言料と、独自データを使った購読型の調査サービスISG Researchの二本立て。近年はGovernXなど自社の運用プラットフォームの利用料も伸び、更新され続ける収入の比率が上がってきた。
景気後退で企業が外部委託の見直しそのものを先送りすると、案件ベースの助言料が真っ先に落ちる。資産が人そのものである以上、経験豊富なコンサルタントの離職も直に響く。
2006年の創業以来、買収でブランドを積み増してきた。近年はプラットフォームへの投資を厚くし、毎年更新される収入を育てる側へ重心を移している。
企業がシステムやサービスの調達を見直す動きが案件量を決め、監視している18万件超の委託契約データがどれだけ新しいかが助言の説得力を支える。
この会社をどう読むか
Information Services Group は外部委託の仲介役と説明されがちだが、強みは仲介ではなく、どのサービス提供側にも属さない独立の立場にある。世界の売上高上位100社のうち75社を含む900超の企業を客に持つ。
収益源は案件ごとの助言料と、18万件超の契約データを強みにした定期購読の調査の二つ。案件は景気に左右されやすいため、自社プラットフォームの利用料を積み増し、波を受けにくい収入の比率を引き上げようとしている。
バランスシート (要約)
資産 $211M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $95M(45%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$29M
- 他の流動資産$65M
- 固定資産$117M
- 流動負債$40M
- 長期借入金$59M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $245M
- 売上成長率
- −1.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 7.3%
- 純利益率
- 3.8%
- ROE
- 9.9%
- ROIC
- 9.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $29M
- フリーCF
- $25M
- 営業CFマージン
- 11.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $9M
- 配当性向
- 98.3%
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