IMA
ImageneBioリガンドのOX40Lではなく受容体そのものに結合し、T細胞を除去せずに信号だけを抑える。同じOX40を狙う抗体でも、この非枯渇型という作り方は数が少ない。
承認薬はなく、製品の収入はまだない。主力候補IMG-007は、活性化したT細胞にあるOX40受容体をふさぐ抗体医薬だ。T細胞そのものは殺さずに信号だけを弱め、半減期が約5週間と長いため通院の間隔を空けた投与計画が組める。
2025年7月に合併で生まれ変わったばかりで、会社の土台そのものが新しい。アトピー性皮膚炎にはすでに有力な承認薬が複数あり、IMG-007が優位を示せなければ居場所がない。承認薬を持たない以上、資金は増資に頼らざるを得ず、試験が延びるほど希薄化が重なる。
アトピー性皮膚炎の第2b相を予定どおり回すことに、人も資金も集中している。円形脱毛症や喘息など、OX40が関わる他の疾患への広げ方も並行して検討している。
2025年に始まったアトピー性皮膚炎の第2b相用量設定試験が、会社の値打ちをほぼ決める。速報データは2027年の見込みで、そこまで資金をつなげるかも問われる。
この会社をどう読むか
がん創薬に行き詰まったIkena Oncologyの器へ、IMG-007という抗体医薬が一つ移し替えられた。それがいまのImageneBioで、2025年7月に非公開のInmagene社と合併して生まれた会社だ。
IMG-007は活性化したT細胞のOX40受容体をふさぎ、細胞そのものは殺さずに過剰な信号だけを弱める。前期の試験では16週までに54%の患者で湿疹の面積と重さが75%減った。ただし承認薬はまだなく、値打ちは2027年に出る第2b相の結果へほぼ全部かかっている。
バランスシート (要約)
資産 $153M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $133M(87%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$95M
- 他の流動資産$46M
- 固定資産$13M
- 流動負債$11M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $800K
- 売上成長率
- −77.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −34.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$48M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −5980.5%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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