IMNN
Imunon投与するのは薬そのものではなく免疫を働かせる物質の設計図で、体内で作らせるという回り道を選んでいる。腹腔という患部の近くに限って入れることで、全身に及ぶ副作用を避けようとしている。
承認前で売上は立っていない。主力のIMNN-001は、IL-12という免疫を促す物質の設計図を、ウイルスを使わない独自の運び手に載せて腹腔に直接注ぐ。標準的な抗がん剤治療と組み合わせる形で、中間段階の試験を終えて最終段階に入っている。
卵巣がんはステージ3で5年生存率41%、ステージ4で20%という難しい病気で、有望に見えた候補が最終段階で崩れてきた歴史がある。パイプラインが実質1本に寄っているため、この試験が転べば会社の価値のほとんどが消える。開発費は増資で賄うしかない。
経営資源はOVATION 3の完遂と当局対応にほぼ全振りしている。TheraPlasとPlaCCineという2つの運び手は感染症ワクチンにも使え、COVID-19の追加接種向け候補は人での初回投与を終えた。資金は増資頼みが続く。
進行卵巣がんの患者に手術前の標準治療と併せて投与し、生存期間の延びを統計的に示せるかにかかっている。単剤ではなく上乗せの効果を測る設計なので、比べる相手の成績次第で結論が振れる。
この会社をどう読むか
Imunonの主力IMNN-001は、抗がん作用を持つ物質そのものではなく、その設計図であるDNAを患部の腹腔に直接入れて、体に作らせる。
中間段階のOVATION 2を終え、いまは最終段階のOVATION 3が走っている。卵巣がんは有望に見えた候補が最終段階でつまずいてきた領域で、しかもこの会社は事実上この1本しか持たない。結果が出た日に会社の値段がほぼ決まる。
バランスシート (要約)
資産 $12M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(57%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$2M
- 流動負債$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −205.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$14M
- フリーCF
- −$14M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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