INAB
IN8bio主流のCAR-Tではなく、健常組織とがん組織を見分ける性質を持つガンマデルタT細胞に的を絞る。AML患者は追跡期間の中央値20.1カ月の時点で全員が完全寛解を保ち、4年を超えて寛解を続ける患者もいる。
承認された薬はまだなく、収入のほとんどない開発段階にある。DeltExという独自技術でガンマデルタT細胞を加工し、高リスク白血病向けのINB-100と膠芽腫向けのINB-200という2つの試験を進める。
承認薬がなく赤字が続く開発段階の宿命として、臨床試験の結果が振るわなければ長年の投資が無に帰す。細胞医薬品は製造の難度が高く、量産に時間とコストがかかる。がん免疫の分野は大手や新興がひしめき、資金調達のたびに株式の希薄化が積み重なる。
限られた資金を臨床データの蓄積と細胞の製造基盤づくりに集中させている。承認薬がない以上、次の資金と提携先をどこから引くかを常に決め続けなければならない。
臨床試験で効果と安全性を示し続けられるかと、扱いの難しいガンマデルタT細胞を安定して量産できるかにかかっている。開発を続けるための増資や提携による資金調達も欠かせない。
この会社をどう読むか
4年を超えて寛解や進行なしを保っている患者が、IN8bioの2つの試験の両方から出ている。白血病向けのINB-100と脳腫瘍向けのINB-200で、いずれもまだ承認前の臨床段階にある。
使うのは、健常な組織とがん組織を見分ける性質を持つガンマデルタT細胞という、主流のCAR-T療法とは異なる免疫細胞だ。承認薬をまだ持たず、扱いの難しい細胞を安定して加工・量産できるかが次の関門になる。
バランスシート (要約)
資産 $32M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $28M(85%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$27M
- 他の流動資産$788K
- 固定資産$4M
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −70.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$13M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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