INDI
indie Semiconductorレーダー、超音波、カメラ、光を使った測距まで、感知の方式を選ばず一社で設計できる幅を持つ。感知した信号を処理する回路と、それを動かすソフトまで一体で作るところが、単一方式の専業と違う。
収入は二階建てで、自動車部品メーカーから受け取る開発の受託料と、量産が始まった後の半導体そのものの販売代金からなる。製造は外部の工場に出し、自社は設計と組み込みソフトに専念する。
採用が決まってから量産で回収するまでの期間が長く、その間は開発費だけが出ていく。自動車の生産が落ちれば需要は即座に細り、車載の厳しい品質基準に一度でも届かなければ次の採用は遠のく。
自動車部品メーカーと組んで採用を積み上げ、量産に乗せて黒字化するという一本道を進んでいる。2025年には中国の合弁会社の持ち分34.38%を約$135Mで手放す契約を結び、地政学の火種を切り離しにかかった。
設計した半導体が新型車に採用され、その車が実際に量産へ入るかどうかで数年先の収入が決まる。運転支援機能がどこまで標準装備になるか、自動車の生産台数がどう動くかも直に効く。
この会社をどう読むか
indie Semiconductorが創業以来出荷した半導体は5.5億個を超える。その一つひとつが、自動車メーカーの厳しい品質基準を通った上で車種に採用された結果の積み上げになっている。
自社の工場は持たず、設計と組み込みソフトに絞り、製造は外部へ委託する。稼ぎ方も二段で、部品メーカーから受け取る開発の受託料が先に立ち、量産が始まって初めて半導体の販売代金が入る。この時間差がそのまま赤字の長さになる。2025年には中国の合弁の持ち分を手放す契約を結び、抱えていた地政学の重さを一つ降ろした。
バランスシート (要約)
資産 $841M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $358M(43%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$145M
- 他の流動資産$140M
- 固定資産$555M
- 流動負債$77M
- 長期借入金$340M
- 短期借入金$14M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $217M
- 売上成長率
- 0.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −70.9%
- 純利益率
- −65.8%
- ROE
- −40.0%
- ROIC
- −17.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$57M
- フリーCF
- −$71M
- 営業CFマージン
- −26.3%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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