INDP
Indaptus Therapeutics治験を続ける普通の創薬ベンチャーと並べると、この会社はすでに中身が入れ替わっている。出資したLazar氏が共同最高経営責任者と会長を兼ね、同氏が指名した4人が取締役会に入った。
承認された薬も売上もなく、進めていた治験は新規の患者登録を止めた。2025年12月にLazar氏が優先株を計$6Mで引き受け、その資金で合併や買収の相手を探す段階に入っている。
2026年2月の株主総会は、発行可能株式数を2億株から10億株へ増やす権限と、株式併合を行う権限を取締役会に与えた。相手が見つからないまま資金が尽きれば、解散や倒産手続きも選択肢になると会社自身が書いている。
薬の候補を育てる経営から、会社そのものの引き取り手を探す経営へ重心が移った。優先株での資金調達と取締役会の入れ替えがその手段で、株主への還元は行っていない。
優先株は転換すると普通株1億1,100万株になり、完全希薄化後の約96.4%をLazar氏が握る計算になる。相手が見つかるか、それまで手元資金が持つかに会社の存続そのものがかかる。
この会社をどう読むか
2025年12月、Indaptus Therapeuticsの中身は入れ替わった。免疫の薬を開発する創薬ベンチャーだったが、治験の新規登録を止め、Lazar氏から$6Mの出資を受けて合併相手を探す会社になっている。
この出資はふつうの増資ではなく、転換すれば同氏が完全希薄化後の株式の約96.4%を握る優先株だった。共同最高経営責任者と会長を兼ねる出資者の下で、相手が見つかるかどうかがそのまま会社の余命になる。
バランスシート (要約)
資産 $9M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3M(34%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$803K
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −661.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$15M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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