
INKT
MiNK Therapeutics患者本人から細胞を採って作り直す従来の細胞療法と違い、健康な提供者の細胞をあらかじめ増やして在庫にしておく。免疫チェックポイント阻害薬を持つ Agenus から抗体の使用許諾を受けており、それらと組み合わせた臨床試験を進められる点も他社にはない条件だ。
承認薬はまだなく、売上はほとんどない。開発の中心は、遺伝子改変を加えない天然のiNKT細胞をそのまま製剤にした agenT-797 で、がんと重い肺の免疫不全を中心に100人近くへ投与してきた。
細胞を使う治療は製造そのものが難しく、わずかな条件の違いで品質がぶれる。収入がほぼないまま開発費が出ていく段階で、資金力に勝る競合も並び、手当ては新株の発行に頼らざるを得ない。
手持ちの資金を、狙いを絞った臨床試験と、細胞を安定して量産する製造技術の確立に振り向けている。製品の賠償責任保険までAgenusに依存しており、単独で立っている会社ではない。
狙った病気で効き目と安全性を臨床試験で示せるかが最大の分かれ目になる。提供者一人から数千回分を取れる閉鎖系の製造工程を、品質を揃えたまま回せるかどうかも同じくらい重い。
この会社をどう読むか
MiNK Therapeuticsが扱うiNKT細胞は、体の中にごくわずかしかいないが、免疫の複数の仕組みを同時に動かす力を持つ細胞だ。この細胞を体外で増やし、患者を選ばずに使える薬に仕立てようとしている。
普通の細胞療法は患者自身の細胞を採って加工するため、一人ひとりに手間と時間がかかる。MiNKが目指すのは、健康な提供者の細胞から数千回分をまとめて作り、必要なときに棚から出せる形にすることだ。まだ承認された薬はなく、免疫腫瘍薬を持つAgenusとの結びつきが臨床開発の足場になっている。
バランスシート (要約)
資産 $14M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$13M
- 他の流動資産$488K
- 固定資産$391K
- 流動負債$13M
この判定で見た指標: 自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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