INLX
Intellineticsソフトを売るだけの会社や、スキャン代行だけを請け負う業者と違い、紙から電子への移行を入口から出口まで自社で完結させる。顧客は複数の業者を組み合わせる手間を省ける。
支払い書類の自動処理やK-12向けYellowFolderといったクラウド型の文書管理ソフトを月額で貸し出す。同時に、紙の書類をスキャンして電子に変える代行作業も自社で請け負う。ソフト側は粗利が8割を超えるのに対し、人手のかかるスキャン代行は5割に届かない。
2025年前半には最大顧客との契約更新が6月にずれ込み、スキャン案件の受注残が薄くなって売上が一時的に落ち込んだ。案件単位で動く商売のため、契約の切れ目のたびに同じことが起こりうる。
粗利の厚いクラウド課金を伸ばし、出来高の振れるスキャン代行は薄くなった受注残を積み直す形で立て直した。2025年は売上が8%減っても、この構成比の変化で全体の粗利率は63%から66%へ上がった。
スキャン代行は数社の大口顧客の発注量で出来高が決まる。ミシガン州の保管・回収はロケット・モーゲージの書類廃棄量に連動し、住宅ローン市場が冷えると仕事が細る。学校向けソフトの伸びは自治体や教育委員会の予算配分で決まる。
この会社をどう読むか
Intellinetics は紙を扱う地味な業者という第一印象だが、看板の下では粗利8割のソフトと人手のスキャン代行が同居している。
スキャンや保管の仕事は数社の大口顧客に依存し、契約の更新時期がずれるだけで受注残が細って売上が振れる。一方でクラウド型のソフトは粗利8割を超え、この比率が上がるほど会社全体の収益性が上がる仕組みだ。
バランスシート (要約)
資産 $17M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $11M(66%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$12M
- 流動負債$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $17M
- 売上成長率
- −8.0%
- 粗利率
- 66.0%
- 営業利益率
- −10.8%
- 純利益率
- −11.3%
- ROE
- −16.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $934K
- フリーCF
- $579K
- 営業CFマージン
- 5.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
INLX の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…