INM
InMed Pharmaceuticals開発の途中で磨いた合成技術を、他社向けの原料事業として切り出して売っている。薬が一本も承認されていない段階で自前の売上を持つ創薬会社は多くない。
承認薬はまだなく、いま現金を生むのは子会社BayMedicaが独自の合成技術で作る希少カンナビノイドの原料販売だけ。薬の候補はアルツハイマー病向けのINM-901、加齢黄斑変性向けのINM-089、遺伝性の皮膚病のかゆみを抑えるINM-755クリームの3本になる。
試験のたびに開発費が膨らむ一方で、承認薬からの収入は一つもない。INM-755のフェーズ2はかゆみの改善に前向きな兆しを見せたが、探索的な位置づけの試験で、これだけで承認に届く保証はない。
医薬品を開発し承認まで持っていく仕事を20年以上重ねた顔ぶれで経営陣を固め、3本の候補を並走させる。原料事業で開発費の一部を自前で賄い、株主に配るより手元資金の持ち時間を延ばすことを選んでいる。
臨床試験でこれらの候補が効き目と安全性を示せるかに先行きがかかる。原料販売は薄利で、増資に頼らずに済む期間をいくらか延ばす程度の役割にとどまる。
この会社をどう読むか
InMed Pharmaceuticalsは大麻由来の薬を開発する会社と紹介されるが、いま収入を生んでいるのは薬ではない。子会社BayMedicaが独自の合成技術で作る希少カンナビノイドを、健康食品業界へ原料として卸す事業だけが売上を立てている。
薬の候補はアルツハイマー病、加齢黄斑変性、遺伝性の皮膚病と畑違いの3本が並ぶ。皮膚病のかゆみを抑えるINM-755クリームはフェーズ2で改善の兆しを見せたが探索的な試験にとどまり、次の段階に進めるかどうかが当面の分かれ目になる。
バランスシート (要約)
資産 $3M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1M(35%)。
開示から読める範囲では並の水準
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$482K
- 固定資産$353K
- 流動負債$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$9M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
INM の掲示板
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