まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
免疫を抑えるのでも煽るのでもなく、暴れたり偏ったりした免疫を整えることで、認知の病やがんに挑む点が最大の特徴。一方向に免疫を動かす薬とは、狙いが違う。免疫を整えて病に挑む会社の立ち位置にいる。
免疫を整える薬の開発が事業の柱。今はまだ薬を売る段階ではなく、体の免疫が、慢性の炎症として暴れたり、がんを見逃したりする状態を整える薬の候補を開発している。一つは、脳の慢性の炎症を抑えて認知の衰えを和らげる候補、もう一つは、がんを見逃す免疫の細胞を取り除く候補を持つ。免疫を抑えるのでも煽るのでもなく、整えるという狙いを特徴にする。承認を得れば販売による収益を見込む。承認後を見据えて開発で価値を積む構造になっている。
認知の衰える病は治療が極めて難しく、過去にも多くの候補がつまずいてきた弱点を抱える。試験でつまずけば、価値の大半が失われる。免疫を整える狙いは、効き目が読みにくい。収益が無く、研究の費用を増資で賄うため、株式の希薄化が続く。少数の候補に開発が偏る。承認まで長い年月がかかる。同じ免疫を狙う競合も多い。試験の節目ごとに株価が大きく振れる。資金が尽きる危険もある。
配当を出さず、主力の候補の試験と承認の取得を進める開発の経営。候補の試験の遂行と、当局との折衝、資金の管理を進める。免疫を整えて病に挑む開発が、運営の中核になっている。
主力の候補の試験の結果と、当局の承認、そして資金に依存する。狙う病の候補で効き目と安全が示せるか、免疫を整える狙いが実際に効くと示せるか、当局が承認するか、承認までの資金を保てるかが、行方を左右する大きな前提になる。
資産 $32M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $24M(73%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…