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Inseego持ち運ぶ機器と据え置く機器の両方を並べ、光ファイバーの工事を伴わずに事業所や拠点をネットにつなげる。回線そのものは通信事業者のものなので、争う相手ではなく供給する相手になる。
持ち歩いて複数の端末をつなぐモバイルルーター「MiFi」と、拠点に据え置いて携帯回線を社内網に引き込む「Wavemaker」の二系統が売上の中心になる。どちらもT-Mobile、Verizon、AT&Tといった通信事業者の販路に乗って利用者に届く。ここに、通信事業者が法人契約を管理するためのソフトの月額収入が加わる。
販路が少数の大手通信事業者に寄っているため、そのうち一社が別の機種に切り替えるだけで売上が大きく欠ける。端末は値引き競争になりやすく利幅が薄い。部品の値上がりや納期の遅れは、そのまま原価と出荷に響く。
2024年に英国・EU・豪州・ニュージーランドで展開していたテレマティクス事業を約$52Mで売り、地域も業種も散らばっていた事業を整理した。手を広げるより、稼げる領域だけを残す方向に舵を切っている。
通信事業者が自社の機種を採用し続けるかどうかで売上の大半が決まる。5G網の敷設ペースと、半導体をはじめとする部品の調達状況も生産量を縛る。
この会社をどう読むか
Inseegoは2024年11月、英国・EU・オーストラリア・ニュージーランドで手がけていた車両管理向けのテレマティクス事業を、約$52Mで売却した。地域も業種も散らばっていた事業を切り離し、北米の5G端末という得意な一点に絞る決断だった。
残ったのは、外出先で複数の端末をつなぐモバイルルーターのMiFiと、光ファイバーを引かずに事業所を高速回線につなぐ据え置き型のWavemakerだ。どちらも自社で消費者に売るのではなく、T-Mobileをはじめとする通信事業者の販路に乗せてもらって届く。つまり売上の増減は、通信事業者の機種選定という一段上の判断で決まる。事業を絞って身軽になった代わりに、頼れる相手も数えるほどになった。
バランスシート (要約)
資産 $94M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益は支払利息の1.1倍
- 現金・現金同等物$25M
- 他の流動資産$39M
- 固定資産$30M
- 流動負債$48M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $166M
- 売上成長率
- −13.1%
- 粗利率
- 42.7%
- 営業利益率
- 2.6%
- 純利益率
- 0.5%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $7M
- フリーCF
- $7M
- 営業CFマージン
- 4.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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