INTR
Inter & Co銀行免許を持ちながら支店をほとんど構えず、投資の仲介も保険も通販も同じアプリに載せる。この守備範囲の広さは、単機能のフィンテックにも支店網を抱える伝統的な銀行にも真似しにくい。
手数料を抑えた口座を入り口に人を集め、実際の収入は住宅や事業向けの貸付の利息、カードや保険の手数料、アプリ内の通販から生まれる。2025年末で口座は4,300万を超えた。
拡大の速さに貸付の焦げ付き管理が追いつかなければ、利益は一気に削られる。ブラジル景気が冷えれば貸し倒れが増え、通貨レアルが下がればドル建ての企業価値そのものが目減りする。
2022年に上場先をブラジルのB3から米国ナスダックへ移し、資金の集めやすさを取りに行った。経営陣の関心は口座の数そのものより、利用者一人当たりの収益をどこまで引き上げられるかに移っている。
数を集めるより、開いた人を実際に使わせられるかが勝負で、2025年末の稼働率は58%だった。ブラジルの高い政策金利は貸付の利ざやを厚くする一方、借り手の返済も重くする。
この会社をどう読むか
Inter & Co の始まりは、1994年に設立され翌年からミナスジェライス州で個人と中小企業に小口の融資を出していた、地方の金融会社だった。2015年に店舗を持たない当座預金を立ち上げてから性格が変わり、2018年にはブラジルのデジタル銀行として初めて株式を公開している。
いま口座は4,300万を超えるが、実際に使っている人はそのうち58%にとどまる。手数料の安さで入り口を広げ、その先の貸付や保険仲介、アプリ内通販で稼ぐ二段構えだから、見るべき数字は口座の数ではなく、入った人がどこまで深く使うかのほうだ。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
INTR の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…