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Identiv再利用容器のIFCOと複数年の独占供給契約を結び、使い捨てでなく繰り返し使う物にタグを組み込む案件を積んでいる。EUで動き出すデジタル製品パスポート規制も、この用途の追い風になる。
商品や機器に貼るRFID・BLEのタグ、インレイ、ラベルを設計して作る。チップ選びからアンテナの形、現場で確実に読み取れるかの詰めまで客ごとに引き受け、量産して納めた対価が収入になる。
予備の工場を持たないうえ、タイは洪水が繰り返してきた土地だと会社自身が認めている。2025年度は米国の関税引き上げも直撃し、2025年末時点で売上の約15%が関税の影響下にある。
2024年9月に入退室カードと読取機の事業を約$143.9Mで手放し、資金を厚くしたうえでタグ事業に絞った。直後に掲げた三段階の計画では、在宅の投薬デバイスや医療機器の消耗品認証を次の稼ぎ場所に据えている。
直接の取引先はRFIDコンバーターやシステムインテグレーターで、その先のメーカーが採用するかどうかで数字が決まる。工場はタイの一拠点きりなので、そこの稼働と原価がそのまま利益に出る。
この会社をどう読むか
商品に貼るだけで中身がわかる薄いタグ、と聞くと汎用部品を大量に刷る工場を思い浮かべる。ところがIdentivの手つきは設計事務所に近く、チップの選び方からアンテナの形、倉庫や病棟で本当に読み取れるかの詰めまで、客ごとに一件ずつ作り込む。
2024年9月、会社は長く顔だった入退室カードと読取機の事業を売却し、残ったタグ事業に賭けた。手元資金は厚くなった一方、洪水の履歴がある土地の1工場に生産を寄せた危うさは残ったままだ。医療機器の消耗品認証など高く売れる用途への移り変わりが、汎用タグの値崩れに間に合うかどうかが見どころになる。
バランスシート (要約)
資産 $151M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $141M(93%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約16年分
- 現金・現金同等物$129M
- 他の流動資産$14M
- 固定資産$9M
- 流動負債$9M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $21M
- 売上成長率
- −19.3%
- 粗利率
- 6.1%
- 営業利益率
- −103.1%
- 純利益率
- −83.8%
- ROE
- −12.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$8M
- 営業CFマージン
- −31.2%
- 現金ランウェイ
- 約16年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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