
IPWR
Ideal Power従来のIGBTで双方向の回路を組むとスイッチと還流ダイオードが四つ必要になるところを、B-TRANは一つで置き換える。導通の損失も既存のスイッチの半分以下に収まったと同社は説明している。
2025年12月期の製品売上は$37,728で、前期の$86,032からむしろ減っている。ここまでの活動資金は株式の発行と、米エネルギー省の研究助成として累計$3.7Mを受け取ったことでまかなってきた。
採用が決まってから量産品が実際に売れ始めるまで、標準的な用途でも1年から1年半、車載向けならさらに長い。その空白を増資で埋め続けるため、株数は増えていく。
2025年11月に前任のダニエル・ブルダーが退き、デービッド・ソモが社長兼最高経営責任者に就いた。2026年2月の公募増資で手取り$12.6Mを確保し、量産準備と開発の継続に充てる計画を示している。
顧客が自社製品の設計にB-TRANを組み込むと決める「デザインウィン」が、すべての起点になる。ウエハーの製造は自前では行わず、量産できると確認済みの外部の半導体工場に任せている。
この会社をどう読むか
半導体の会社と聞いて浮かぶ規模と、Ideal Powerが2025年に製品で稼いだ$37,728という金額は、ずいぶん離れている。
だから売上の増減より、採用の一報のほうが読みどころになる。自動車大手Stellantisとの共同開発が続き、アジアの回路保護機器メーカーからは2024年末に初のデザインウィンを得た。これが量産の注文に変わるかどうかで、会社の姿はまったく別物になる。
バランスシート (要約)
資産 $10M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $8M(78%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$412K
- 固定資産$4M
- 流動負債$973K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $38K
- 売上成長率
- −56.1%
- 粗利率
- −60.1%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −134.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$9M
- フリーCF
- −$9M
- 営業CFマージン
- −24214.1%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
IPWR の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…
