IVF
INVO Fertility体外の培養器を使わない受精という、機器そのものの珍しさがまず目を引く。加えて機器メーカーからクリニック運営会社へ収入源を移した経緯が、同業の不妊治療会社と出自を分けている。
主力のINVOcellは、通常なら実験室の培養器で行う受精と初期の胚の発育を、母体の中で進められるようにする独自の医療機器。2023年にウィスコンシンの黒字クリニックを買収してからは、この機器を外部クリニックへ売る収入より、自社クリニックでの治療費が収入の中心になっている。
2024年10月には、がんと自己免疫の治療薬を開発するNAYA Therapeuticsを100%買収し、社名まで変えた。だが既存の事業と統合しきれず、2025年に少数株主として残る形で切り離している。事業の広げ方が定まらないと、限られた資金がクリニック運営に十分回らなくなる。
2025年3月に12株を1株へまとめる株式併合を実施し、翌4月に社名をNAYA BiosciencesからINVO Fertilityへ戻した。事業の範囲と資本構成の両方を、まだ立て直している途中にある。
既存クリニックと増設中のINVOセンターがこなす治療周期の件数が、収入の大半を決める。INVOcellを外部のクリニックにどれだけ採用してもらえるかも、機器販売分の収入を左右する。
この会社をどう読むか
INVO Fertility は、独自の医療機器を売るだけの会社に見えるが、この数年で「クリニックを買って運営する会社」へと軸足を移してきた。2023年に黒字だったウィスコンシン・フェルティリティ・インスティテュートを買収したことで、年間の収入は3倍を超えて膨らんだ。
さらに2024年10月には、がんと自己免疫の治療薬を開発する会社を買い、社名までNAYAに変えた。しかし既存事業と噛み合わず、2025年には少数株主として残る形で切り離し、不妊治療へ戻っている。同じ年に株式併合と社名変更まで重ねたこの二年は、会社がまだ自分の形を探している途中であることを物語る。
バランスシート (要約)
資産 $20M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(36%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$684K
- 固定資産$17M
- 流動負債$10M
- 長期借入金$745K
- 短期借入金$1M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $7M
- 売上成長率
- 4.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −105.8%
- 純利益率
- −340.9%
- ROE
- −322.8%
- ROIC
- −61.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$7M
- 営業CFマージン
- −102.5%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
IVF の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…