IVR
Invesco Mortgage Capital社員を一人も雇わず、投資判断も資金調達もInvesco Advisersに任せる器として設計されている。保証のない住宅ローンに直接貸し込むREITと比べると、抱えている危険は信用ではなく金利のほうに寄っている。
Ginnie MaeやFannie Mae、Freddie Macの保証が付いた住宅ローン証券を、借入れを重ねて積み増す。受け取る利息と調達コストの差が稼ぎになる。REITの条件として、課税所得の9割以上を配当に回す義務を負っている。
政府保証があるため貸し倒れの心配は小さいが、借入れで規模を膨らませている分、金利が急に動くと純資産が大きく揺れる。証券の値が下がれば追加の担保を求められ、売りたくない場面で売る羽目になる。
運用の実務はInvescoの人員が担い、この会社の役員も全員がその側の従業員という体制。稼いだ分の大半は配当として外に出し、内部に積み上げない。
稼ぎの源は利息と調達コストの差だけなので、短期金利が上がるとその幅が直に痩せる。住宅ローンの借り換えが増えれば手持ちの証券が想定より早く償還され、見込んでいた利回りが崩れる。
この会社をどう読むか
Invesco Mortgage Capitalには、実は社員が一人もいない。
投資判断も資金の借り入れも日々の運用も、すべてInvesco傘下の運用会社が担う。この会社自体は政府保証の付いた住宅ローン証券を抱える器で、借入れで薄い利回りを増幅させる仕組みのため、金利が動けば損益の振れもそのまま大きくなる。
バランスシート (要約)
資産 $6.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $798M(12%)。
自己資本の薄さか借入の重さが同業の中でも目立つ
- 現金・現金同等物$56M
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 12.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $157M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $107M
- 配当性向
- 105.5%
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