
JAZZ
Jazz Pharmaceuticals睡眠障害という競合の限られた分野で主力薬を持ち、がん領域へも広げている点が強み。承認薬から得る安定したキャッシュを土台に、新薬の開発と、外部からの薬の導入・買収の両面で次の柱を探せる。特定分野の専門性と、機動的な買収の実行力を持つ立ち位置にいる。
過眠症など睡眠障害を治療する主力薬と、がん治療薬の販売が収益の柱。すでに承認され処方されている薬から安定した売上を得る。その収益を、新薬の研究開発や、有望な薬の導入・買収に投じる。承認薬で稼ぎ、特許切れに備えて次の薬を育てるという、製薬らしい構造になっている。
主力の睡眠障害薬の特許が切れて安価な競合品が出ると、収益の柱が揺らぐ。それを補う新薬や買収が当たらないと、成長が止まる。開発中の薬の臨床試験の失敗や、保険の支払い抑制、買収に伴う借入の負担も、収益の重しになりうる。
配当を出さず、主力薬の収益を新薬の研究開発と、有望な薬の導入・買収に振り向ける経営。承認薬で足場を固めつつ、特許切れという時限に備え、開発と買収の両面で次の柱を確保することに資源を投じて成長を狙う方針が特徴になっている。
主力薬の売れ行きと、新薬・買収の成否に依存する。睡眠障害薬やがん薬の処方を伸ばせるか、特許切れで競合品が出る前に次の柱を育てられるか、開発中や導入した薬が成功するか、そして保険の支払いが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $11.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.3B(37%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$1.4B
- 他の流動資産$2.8B
- 固定資産$7.5B
- 流動負債$2.2B
- 長期借入金$4.3B
- 短期借入金$1B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.3B
- 売上成長率
- 4.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −10.1%
- 純利益率
- −8.3%
- ROE
- −8.2%
- ROIC
- −3.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.4B
- フリーCF
- $1.3B
- 営業CFマージン
- 31.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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