JCTC
Jewett-Cameron Trading汎用の柵ではなく、特許で囲った調整式ゲート金具という狭い一点に絞り、そこで量販店の棚を確保し続ける戦い方を選んでいる。
主な収益源はペット・柵事業で、1995年に取り込んだLucky Dogと2003年に取り込んだAdjust-A-Gateが中心にある。後者は木製でもビニールでも金網でも使える調整式のゲート支柱で、フェンス関連で米国特許7件を持つ。
2025年11月時点で中国製の鉄鋼製品には85%の関税がかかり、バングラデシュとベトナムへの調達分散が間に合わなければ利幅を直撃する。輸送業界向けの特殊木材を卸すGreenwoodは売上の9%しかなく、緩衝材にはならない。
発行済株式は約352万株にとどまり、CEOのChad Summersが特許ブランドの防衛と調達先の分散を優先する。採算が落ちた種子選別事業を2023年4月に畳んだように、細った事業を切る判断は速い。
米国の住宅・DIY需要と、少数の大口量販店がどれだけ発注を続けるかで規模が決まる。金属部材を中国の一工場にほぼ頼ってきた仕入れの細さが、そのまま業績の振れ幅になる。
この会社をどう読むか
親会社は1987年にブリティッシュコロンビアで作られた持株会社で、実際に物を作って売るのはオレゴン州の子会社という、外側と中身がずれた構成をとる。社名のTradingは木材貿易から始まった名残で、いまの正体は犬用囲いとゲート金具のニッチ製造業だ。
強みは、素材を問わず使えるAdjust-A-Gateの支柱を7件の米国特許で囲い込んでいる点にある。弱みは仕入れで、長く中国の一工場に頼ってきた金属部材を、85%の関税に追われてバングラデシュとベトナムへ移している最中だ。
バランスシート (要約)
資産 $25M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $21M(82%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$226K
- 他の流動資産$21M
- 固定資産$4M
- 長期借入金$2M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $41M
- 売上成長率
- −12.4%
- 粗利率
- 15.1%
- 営業利益率
- −9.1%
- 純利益率
- −10.0%
- ROE
- −19.9%
- ROIC
- −12.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$7M
- 営業CFマージン
- −16.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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