JMSB
John Marshall Bancorp首都圏の預金市場は$315Bと巨大で上位5行が68%を握るが、この銀行はそこにシェア0.6%、17位で食い込んでいる。地元の銀行が次々と域外の大手に買われていくなかで、意思決定の近さを売りに残っている点が持ち味になる。
バージニア州のアーリントンやフェアファックス、メリーランド州モンゴメリー郡、そしてDC市内にまたがる地域で、8つの支店だけを構える。中小企業やその経営者、専門職法人、非営利団体から預金を集め、商業用不動産や建設、住宅、SBA 7(a)融資に振り向けて利ざやを取る。2025年末の総資産は$2.33B、預金は$1.97Bだった。
商業用不動産と建設向けの融資が多く、その市況が傾けば焦げ付きが増える。連邦政府の支出や雇用に厚みのある地域を地盤にしているため、政府側の縮小がそのまま地元経済の冷え込みになる。大口の取引先を一つ失うだけでも数字に響く規模でもある。
拡大より足元固めを選ぶ運営が続いており、店舗を増やすかわりに8店それぞれの生産性と貸出の質を見ている。銀行の営業開始が2006年、持株会社体制への移行が2017年と会社としてはまだ若く、体制を整える段階を抜けたばかりでもある。
首都圏の雇用と事業の厚み、金利の水準、そして貸出先の返済力で数字が決まる。支店が8つしかないぶん、一店あたりの取引の質と量が全体の成績にそのまま出る。
この会社をどう読むか
John Marshall Bancorp は名前だけ見れば老舗の地方銀行のようだが、実はかなり若い。銀行としての営業開始は2006年、持株会社になったのは2017年だ。
本拠はワシントンDCから西へ約20マイルのバージニア州レストン。支店はDC近郊に8つしかなく、$315Bの預金が集まる首都圏でのシェアは0.6%にとどまる。この巨大な市場で意図的に小さく構え、中小企業や専門職との関係の深さで勝負している構図が、この銀行の性格をよく表している。
バランスシート (要約)
資産 $2.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $266M(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$130M
- 長期借入金$81M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 8.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $23M
- フリーCF
- $22M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $4M
- 配当性向
- 20.1%
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