景気敏感な事業で、配当も出す会社
航空宇宙の認定材から缶材まで、特殊アルミの加工に絞った品揃えの幅と長年の認定実績が最大の強み。地金の投機を避けて加工賃で稼ぐ型は、市況商品の中の製造業という独自の性格を持つ。軽量化と循環素材の追い風を受ける加工専業の立ち位置にいる。
アルミの板や押出材を加工して、航空機の構造材、自動車の衝突部材、飲料缶の板材、産業用の棒材として売るのが収益の柱。アルミ地金の価格は顧客に転嫁する契約が基本で、利益は加工賃の部分から生まれる。航空宇宙と包装という性質の違う柱を持ち、加工の付加価値で稼ぐ構造になっている。
航空機の減産や開発遅延は、最も利幅の厚い注文を直撃する。缶材は競争が激しく、設備投資の回収が遅れやすい。工場の操業トラブルやコスト超過は加工業の宿命として利益を削る。地金転嫁の契約があっても、急変時の時間差は損益を振らす。
配当を維持しながら、缶材設備の近代化と航空宇宙の能力に投資する経営。地金は転嫁契約でリスクを外し、加工の効率を磨く。値上げと構成の改善で利幅の回復を急ぐ方針が特徴になっている。
航空機の増産と、缶材の需要、加工賃の改定に依存する。航空機メーカーの生産回復が高採算の構造材を引っ張るか、缶材の設備投資が採算に乗るか、エネルギーと人件費の上昇を加工賃に映せるか、そして自動車の軽量化需要が続くかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $826M(32%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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