KLC
KinderCare Learning Companies地域密着、上級、学校向けの3ブランドを親の事情に合わせて使い分ける。最大手を含む上位5社の合計が市場の約6%しかない業界で、全国規模の網を持つ事業者はほとんどいない。
中核のKinderCare Learning Centersが1,555施設で収入の88%を占める。上級ブランドのCrème Schoolが46校、学校の前後を預かるChampionsが1,153か所を受け持ち、企業の職場に併設した施設も77か所ある。
保育士が足りなければ人件費が膨らみ、定員を埋められず採算が崩れる。家計が苦しくなれば預ける日数を減らす動きが出るうえ、直近の10-Kでは財務報告の内部統制に重大な不備があると開示されている。
議決権の大半をプライベートエクイティのPartners Groupが握る支配株主つきの会社で、買収と新規開設を組み合わせた拡大を続ける。教育の質を測る第三者評価と、保育士の採用・定着の仕組みづくりに手をかける。
共働き世帯が保育に払える金額と、保育士を集められるかで施設の埋まり方が変わる。2018年以降425施設を買収と新規開設で積み増してきた拡大路線を、人手不足の中で続けられるかが問われる。
この会社をどう読むか
KinderCare Learning Companiesが預かるのは、生後6週の乳児から12歳の小学生までだ。
地域密着のKinderCare、上級ブランドのCrème School、学校の前後を預かるChampionsと、親の事情に合わせて看板を変える。全米最大手でありながら、上位5社を合わせても市場の約6%という極端に分散した業界で、伸びる余地はまだ残っている。ただし保育士を集められるかという現場の一点が、そのまま業績の振れになって表れる。
バランスシート (要約)
資産 $3.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $755M(20%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$133M
- 他の流動資産$225M
- 固定資産$3.4B
- 流動負債$485M
- 長期借入金$918M
- 短期借入金$10M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.7B
- 売上成長率
- 2.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −0.7%
- 純利益率
- −4.1%
- ROE
- −14.9%
- ROIC
- −0.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $239M
- フリーCF
- $110M
- 営業CFマージン
- 8.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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