KPRX
Kiora Pharmaceuticals傷んだ網膜を薬で治すのではなく、生き残った細胞に人工の光感受性を与えて信号を作り直すという発想の向きが、他の網膜疾患薬と違う。KIO-301はBayon Therapeuticsの分子で、2021年10月の買収で手に入れた。
主力候補KIO-301は、色素性網膜炎で視細胞を失った網膜の残存神経に、光に反応するフォトスイッチ分子を働かせて光の情報を伝え直す薬。承認薬はまだなく、収入は2024年1月に組んだThéa Open Innovationとの提携対価にほぼ限られる。
ABACUS-2で効果が見えなければ、KIO-301の開発はそこで止まりかねない。提携先が対価の支払いを絞れば、承認薬を持たない会社の資金繰りは増資頼みになる。
自前の臨床網を持たず、開発費と販売網をThéaとの提携に預ける軽い体制を取る。第二候補KIO-104は糖尿病黄斑浮腫や後部ぶどう膜炎を狙うが、いまは提携先探しの段階に置かれている。
進行中のPhase 2試験ABACUS-2は、光をほとんど感じない患者36人が対象。まれな病気ゆえ組み入れが遅く、この試験の結果一本に会社の評価がかかっている。
この会社をどう読むか
色素性網膜炎の後期の患者は、光を受け取る視細胞そのものを失っている。だから普通の網膜薬では光を感じさせようがなく、Kioraはそこに人工の光スイッチを差し込むという別の道を選んだ。
会社の値打ちは、36人規模のPhase 2試験ABACUS-2が示すシグナルにほぼ集約される。ここで手応えが出なければ、Théaが開発費を支え続ける理由も薄れる。
バランスシート (要約)
資産 $24M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $16M(66%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$13M
- 固定資産$3M
- 流動負債$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $0
- 売上成長率
- −100.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −67.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$10M
- フリーCF
- −$10M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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