KRMD
KORU Medical Systems電池も電源も使わない機械式の仕組みで、電動ポンプより低い圧力で薬液を送る。患者が自宅で自分の体に装着して使える手軽さは、病院の大型注入装置とは暮らしへの入り込み方が違う。
FREEDOMシステム本体と、注入のたびに使い切る針・チューブといった消耗品を、原発性免疫不全症や慢性炎症性脱髄性多発神経炎の患者・医療機関へ売る。加えて製薬会社の臨床試験向けにポンプを提供する契約も収入になる。
対象となる薬や治療が広がらなければ患者数は伸び悩む。保険の給付が渋られれば自己負担が重くなり、導入をためらわせる。同種の注入器を手がける競合もあり、限られた治療領域への集中は強みであると同時に、その領域が伸び悩んだ時の脆さでもある。
1980年の設立以来、在宅で使える注入器という一つの土俵から離れていない。資金はポンプの改良と、対象となる薬を増やすための製薬会社との協業に向かい、配当には回っていない。
皮下注入による免疫グロブリン療法(SCIg)を選ぶ患者がどれだけ増えるか、導入後に消耗品が繰り返し使われ続けるか。会社は皮下投与を使う大容量の新薬が少なくとも170種類は開発中とみており、この裾野が広がるかも効いてくる。
この会社をどう読むか
KORU Medical Systemsが作るのは、電池も電源も使わずに薬液をゆっくり送り出す機械式の小型ポンプだ。免疫グロブリンなどの薬を、患者自身が自宅で皮膚の下へ注入できるようにする。1980年の設立以来、この一つの仕組みを手がけてきた。
稼ぎ方は単純で、ポンプ本体が売れたあと、注入のたびに使い切る針やチューブが繰り返し買われて収入が積み上がる。いまの中心は原発性免疫不全症や慢性炎症性脱髄性多発神経炎の患者向けだが、会社は皮下投与を使う大容量の新薬が少なくとも170種類は開発中とみている。対象となる薬が増えれば消耗品の裾野もそのぶん広がり、増えなければ患者数の伸びもそこで止まる。
バランスシート (要約)
資産 $28M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $17M(60%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約19年分
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$11M
- 固定資産$8M
- 流動負債$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $41M
- 売上成長率
- 22.2%
- 粗利率
- 62.3%
- 営業利益率
- −7.2%
- 純利益率
- −6.4%
- ROE
- −15.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $462K
- フリーCF
- −$470K
- 営業CFマージン
- 1.1%
- 現金ランウェイ
- 約19年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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