
KROS
Keros Therapeutics同じ知見から生まれた候補を、疾患ごとに違う組み方で進めている点が他社と違う。開発陣には、承認まで届いたReblozylやWinrevairを手がけた顔ぶれが加わっている。
薬をまだ自社では売っておらず、収入はTakedaとの独占契約から入る一時金でできている。2025年7月にElriterceptの第3相試験で最初の患者へ投与されたことで、$10Mが支払われた。
試験で効果や安全性を示せなければ、Takedaからの入金も承認も遠のく。売上のない期間が続く分、開発費は増資でまかなわれ、株式の希薄化が起きやすい。
研究の現場を知る顔ぶれが並ぶ経営陣が、提携の管理と自社試験の進行を同時に回す。手元の資金は還元へ向けず、次の節目に到達することへ優先して振り向けている。
収入も評価も、二つの候補の試験結果と当局の判断で決まる。Elriterceptの後期試験が有効性を示せるか、Rinvaterceptが次の段階へ進めるかが、次の一時金の時期を決める。
この会社をどう読むか
Keros Therapeuticsという社名からは、何を売る会社なのか見当がつかない。手がかりは2025年7月にTakedaから振り込まれた$10Mで、血液の病に向けたElriterceptの試験で最初の患者へ投与された対価だった。
有望な候補を大手に託して節目ごとに現金を受け取る一方、筋肉が落ちる病に向けたRinvaterceptは自社に残している。同じTGF-βという信号を出発点にしながら、リスクの取り方が違う二本を並走させているのがこの会社の形だ。
バランスシート (要約)
資産 $338M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $303M(90%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$287M
- 他の流動資産$28M
- 固定資産$23M
- 流動負債$20M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $244M
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 27.7%
- 純利益率
- 35.7%
- ROE
- 28.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $108M
- フリーCF
- $106M
- 営業CFマージン
- 44.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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