KRT
Karat Packaging全部を自社で作る同業とも、全部を輸入で賄う同業とも違い、割に合わなくても米国内の製造設備をあえて残している。物流が止まった時に自前で作れる余地が残る。売上の10%を超える顧客が一社もなく、特定の大口に振り回されない造りになっている。
売上の大半は、世界150社近い仕入れ先から集めた使い捨て容器の卸で、自社製造は2025年に9%まで下がった(前年11%)。ChipotleやIn-N-Outといった外食チェーンに直接納めるほか、自社通販やAmazonでも売る。2025年から力を入れる紙袋では、大口1件だけで年間$17Mを見込む。
関税が上がったり物流が乱れたりすれば、輸入に寄せた仕入れがそのままコスト増になる。景気が冷えて外食や持ち帰りが減れば、容器の需要そのものが縮む。使い捨てプラスチックへの規制強化も、品ぞろえの組み替えを迫る。
2023年から意図的に国内製造を縮め、仕入れ先を国も含めて散らして関税の影響を薄める判断を続けている。2025年に始めた紙袋を今後2〜3年の成長の軸に据え、大口契約の横展開を狙う。
揺らすのは仕入れコストと関税、樹脂や紙の相場、そして外食と持ち帰りの量。世界中の仕入れ先に頼る分、関税の変化が原価に直結し、それを値段に乗せられるかで利幅が決まる。
この会社をどう読むか
Karat Packagingを容器メーカーだと思って決算を見ると、数字が合わない。自社工場で作った分は2025年で売上の9%にとどまり、収入のほとんどは世界150社近い仕入れ先から集めた商品の卸で得ている。前年は11%で、比率は年々下がっている。
ChipotleやIn-N-Outのような有名チェーンに直接納めながら、売上の10%を超える顧客は一社もない。2023年から国内製造をあえて縮め、仕入れ先を散らして関税の影響を薄めてきた会社で、次の軸は2025年に始めた紙袋事業に置いている。
バランスシート (要約)
資産 $288M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $149M(52%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$38M
- 他の流動資産$123M
- 固定資産$126M
- 流動負債$70M
- 短期借入金$13M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $468M
- 売上成長率
- 10.7%
- 粗利率
- 36.8%
- 営業利益率
- 8.9%
- 純利益率
- 6.7%
- ROE
- 21.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $34M
- フリーCF
- $33M
- 営業CFマージン
- 7.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $36M
- 配当性向
- 114.7%
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