
KURA
Kura OncologyKOMZIFTIはFDAが1日1回の経口投与で承認した最初で唯一のメニン阻害薬。さらに次世代のKO-7246では、同じ標的をがんではなく糖尿病や心代謝疾患へ向ける検討まで進めている。
収入源はKOMZIFTI(一般名ジフトメニブ)ほぼ一本。NPM1という遺伝子変異を持つ再発・難治性の急性骨髄性白血病で、ほかに満足のいく治療がない成人に向けた1日1回の飲み薬として米国で売り出したところ。売上が立ち上がるまでは資金を取り崩す期間が続く。
承認された対象がNPM1変異を持つ再発・難治性AMLという狭い患者層に限られ、処方が想定より伸びない危険がある。同じ標的の薬を競合が投入すれば優位が薄れ、後続の候補が実らなければ単一事業のまま残る。
承認直後の販売立ち上げに人と金を寄せながら、次世代メニン阻害薬とファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬ダルリファルニブという研究段階の枠も手放さずに走らせている。
発売直後の処方がどこまで広がるか、そして適応をどこまで広げられるかに将来がかかる。新規診断のAMLで抗がん剤7+3と併用する試験、消化管間質腫瘍でイマチニブと併用する試験が続いている。
この会社をどう読むか
2025年11月13日、FDAがジフトメニブを承認した。製品名KOMZIFTI。この一日を境に、Kura Oncologyは治験の結果だけで評価される会社ではなくなった。承認の根拠になったのはKOMET-001試験で、対象はNPM1変異を持つ再発・難治性の急性骨髄性白血病の成人だ。
ただし承認されたのは入口にあたる狭い適応で、会社は同じ薬を新規診断のAMLや消化管間質腫瘍へ広げる試験を並行して走らせている。当面は、処方が実際にどれだけ出るかという発売初年度の数字が、パイプラインの進捗より先に評価を決める段階にある。
バランスシート (要約)
資産 $738M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $174M(24%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約2年分
- 現金・現金同等物$149M
- 他の流動資産$560M
- 固定資産$30M
- 流動負債$117M
- 長期借入金$10M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $67M
- 売上成長率
- 25.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −449.9%
- 純利益率
- −412.9%
- ROE
- −160.0%
- ROIC
- −130.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$64M
- フリーCF
- −$71M
- 営業CFマージン
- −94.9%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
KURA の掲示板
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