まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
がん領域で先に鍛えられたCARをそのまま持ち込んでいる点が、自己免疫だけを狙って設計された競合との違いになる。細胞の作り方には、先行した分の蓄積がある。
販売はまだなく、収益は立っていない。主力候補のKYV-101は、患者自身の免疫細胞を取り出して作り替え、体内に戻す細胞療法だ。狙うのは体が自分自身を攻撃してしまう自己免疫疾患で、すでに100人を超える患者への治療事例が積み上がっている。
患者一人ずつ細胞を作る治療は手間がかかり、量産が利きにくい。同じ技術を自己免疫へ応用する競合も急に増えた。後期試験で効果や安全性の壁に当たれば、積み上げた治療実績ごと価値を失いかねない。
KYV-101の後期試験を最優先に置き、患者ごとに細胞を作る製造体制の確立と、当局との折衝を同時に進める。手を広げず、一本の候補だけに人と金を張り付けている。
もとになるCARは米国の国立衛生研究所から導入したもので、がん領域の第1相試験の結果は学術誌ネイチャー・メディシンに載った。同じ設計が自己免疫疾患でも効果と安全性を示せるかに、開発の先行きがかかる。
資産 $294M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $232M(79%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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