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Li Bang International同業の厨房機器メーカーと機器の中身では大差がなくても、経営トップ夫妻がクラスB株で議決権の大半を握る資本構成を持つ点は、他の小型製造業とは統治の形が違う。
蒸す、煮る、焼く、揚げる、冷やすといった調理保存機器を十数シリーズにわたって幅広くそろえ、関連の厨房用品も合わせて数百種類を扱う。国際ホテルや公共施設、病院などからの入札で受注し、設計段階の提案から機器の据え付け、販売後の保守までを一貫して請け負う。据え付けと保守自体は別料金を取らず、機器の販売価格に含めている。
2025年6月27日の株主総会で、1株15票のクラスB株を新設する二種類株制度が承認された。会長兼最高経営責任者のホアン・フェン氏と配偶者が持つ株を同数のクラスB株と入れ替え、議決権の大半を握る計画が進む。持ち分の比率と議決権の比率がずれる構造は、外部からの牽制が働きにくい性質を伴う。
2024年10月の上場で純額およそ$5.2Mを調達し、事業を広げにかかった。その8か月後には二種類株制度を株主に諮り、経営権を制度として固める側へ舵を切っている。
中高級の顧客層からの入札受注が売上の起点になるため、外食・ホテル業界の新規開業や改装の需要が続くかが業績を左右する。江蘇省の子会社は新技術企業として15%の優遇法人税率を受けており、この認定が続くかどうかも採算に関わる。
この会社をどう読むか
Li Bang International は、江蘇省でステンレス製の業務用厨房機器を作る「Li Bang」ブランドの製造業だ。蒸す、煮る、焼く、揚げるといった調理機器から冷蔵設備まで幅広くそろえ、設計から据え付け、保守までを一通り請け負う体制を持つ。
ただしこの会社を厨房機器メーカーとしてだけ見ると、2025年6月の株主総会の議案を見落とす。会長兼最高経営責任者のホアン・フェン氏と配偶者は、一般株主が持つクラスA株の1株1票とは重みが違う、1株15票のクラスB株を握る計画を株主から承認されている。事業の実態は堅実な受注型の製造業でも、経営を誰が握り続けるかは、株を買う前に確かめておく価値がある。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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