まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
LB-102はゼロから作った新薬ではなく、米国以外の50カ国超で承認されている抗精神病薬アミスルプリドにメチル基を足した誘導体である。既に人での使用実績がある骨格を土台にする分、未知の物質を一から検証する創薬とは前提が違う。
急性期の統合失調症治療薬として開発するLB-102を、患者に投与して効果と安全性を確かめる第3相治験の段階まで進めている。承認された薬は一つもなく、現時点の収入はない。開発費は保有現金と増資でまかなう。
売上がまだない段階で、治験の一度の悪い結果が株価を大きく揺らす。統合失調症の薬は既に複数の承認薬が市場にあり、効果の差を治験で示せなければ、承認されても商業的に埋もれる。単一の薬に集中している分、他の候補薬による分散が利かない。
LB-102の第3相を完遂させることに人と金を集中させ、2025年9月の上場で得た資金を治験の実施と当局との折衝に充てている。適応の拡大は資金の余裕を見ながら順に足していく運びを取る。
急性期の統合失調症を対象とする第3相NOVA-2の結果に、会社の価値のほぼすべてがかかっている。双極性うつ病では第2相ILLUMINATE-1が並走する。うつ病の補助治療は2027年初めの開始を計画するが、どちらも読み出しは2028年以降で、当面の判断材料にならない。
資産 $313M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $301M(96%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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