まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
自社ブランド一本で勝負せず、老舗の台所ブランドから畑違いの家電の看板まで借りてくる。イギリスや中国、香港、オーストラリアにも拠点を置き、同じやり方で各国の量販店の棚を取りにいく。
包丁やまな板、鍋、食器、保存容器といった台所・食卓まわりの品を企画し、量販店や通販を通じて売る。自社が持つMikasaに加え、FarberwareやKitchenAidを商標ごと借りて商品化するため、同じ売り場に別々の名前で複数の棚を取れる。
台所用品は一品あたりの利幅が薄く、量販店からの値下げ要求をかわしにくい。景気が冷えれば、買い替えと贈答の需要がまず消える。借りているブランドの契約が切れれば、その商品ごと棚から降りることになる。
新しいブランドを一から育てるより、借りられる看板の組み合わせと売り場の確保に人と金を割く。そのうえで配当は続けており、派手な賭けよりも現状の維持を選んできた。
家庭が日用品にどれだけ財布を開くかと、量販店の売り場をどれだけ押さえられるかで決まる。生産の大半を海外の工場に委ねているので、輸送費と関税の水準が利益の幅を削る。
資産 $573M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $202M(35%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
読み込み中…