LFMD
LifeMD予約から診察、処方、調剤、発送までを自前の技術基盤と自社薬局でつなぐ形が、診察だけ、あるいは薬の通販だけの同業とは違う。全米50州にまたがる提携医師の網を持ち、創業以来およそ138万人を診てきた。
痩身や男性の悩み、ホルモン、皮膚のトラブルといった相談しにくい分野を中心に、画面越しの診察と薬の定期配送をまとめた会費制で稼ぐ。2024年11月には自前の調剤薬局を開き、診察から発送までを外部に頼らず自社で回せる形にした。
会員を集めるための広告費を先に投じる構造のため、集めた会員が長く続かなければ費用だけが残る。人気の痩身薬への依存が大きく、その薬の供給や流行が変われば会員の伸びが鈍る。
会員の獲得と定着に資金を優先して投じる成長段階の運営で、保険の適用範囲を広げる契約を積み増しながら、自社薬局の調剤能力の拡張も進めている。2025年9月には薬局に混合調剤の設備を加え、外部業者への依存をさらに減らした。
会員をどれだけ集め、どれだけ引き止められるかで売上の形が決まる。2024年6月に公的・民間の医療保険の受け入れを始め、2025年末には約1億1200万人分の保険の枠まで届いた。
この会社をどう読むか
遠隔診療というと診察だけを画面に移した仕組みを思い浮かべるが、LifeMDは処方した薬を詰めて送るところまで自分でやる。2024年に自前の調剤薬局を開き、外部の薬局へ渡す工程をなくした。
32万8000人の会員から入る会費が収入の95%を占め、そのかなりの部分を痩身薬の人気が押し上げてきた。ただ2025年末には約1億1200万人分の保険の枠を押さえており、痩身薬頼みから抜け出せるかどうかが、次の一年の見どころになる。
バランスシート (要約)
資産 $70M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $23M(33%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$37M
- 他の流動資産$15M
- 固定資産$19M
- 流動負債$42M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $194M
- 売上成長率
- 25.3%
- 粗利率
- 85.7%
- 営業利益率
- −4.0%
- 純利益率
- 7.4%
- ROE
- 62.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $8M
- フリーCF
- $6M
- 営業CFマージン
- 4.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $3M
- 配当性向
- 21.6%
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