LFT
Lument Finance Trust事務所や店舗を含む商業用不動産全般ではなく、賃貸需要に支えられた中堅規模の集合住宅へ的を絞る。貸し先を探すのは自社ではなく、全米に融資網を持つルーメントの組成チームだ。
建て替えや空室の埋め戻しといった過渡期にある中堅規模の集合住宅を担保に、変動金利のローンを組成・保有する。受け取る利息と、CLOやレポ取引で借りた資金の調達コストの差額が収益になる。
借り入れで規模を膨らませた変動金利の貸付は、金利が急に跳ねると利ざやが縮み、集合住宅で延滞が増えれば損失に直結する。運用の意思決定を外部のルーメントに委ねている分、株主の意向が反映されにくい面もある。
日々の投資判断も資金調達もORIX系列のルーメントに委ね、取締役会がその運用を監督する外部委託型の統治を採る。REITとして利益の大半は株主への分配に回る。
運用を任せたルーメントの融資組成網がどれだけ案件を持ち込めるかで、投資できる規模が決まる。集合住宅の家賃相場と金利の動き次第で、担保物件の価値も借り手の返済力も変わる。
この会社をどう読むか
この会社の中で働いている人は、ほとんどいない。運用を担うのは東京の金融大手ORIXの傘下にあるルーメントで、Lument Finance Trustはその融資網が拾ってきた集合住宅ローンを載せる器にあたる。
だから読むべきは自社の経営努力ではなく、ルーメントが持ち込む案件の質と、借入コストとの差である。変動金利で貸し、借り入れで規模を膨らませているぶん、金利が跳ねる局面ほど収益の振れ幅が大きくなる。
バランスシート (要約)
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $219M(18%)。
自己資本の薄さか借入の重さが同業の中でも目立つ
- 現金・現金同等物$23M
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −1.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $10M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $18M
- 配当性向
- —
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