LGL
LGL Group装置メーカーでありながら、Graham & Doddの流儀で深く売り込まれた企業を探す投資会社でもある二面性。1985年にGabelli系のファンドが経営権を握って以来、この気質が続いている。
子会社のPTFが、GPSなどの衛星信号を頼りに時刻と周波数の基準を刻む装置や、ネットワーク上の時計を合わせるサーバーを設計・販売する。これとは別にMerchant Investment部門があり、深く売り込まれた企業に投資し、時には経営権まで取りにいく。
装置事業は規模が小さく、需要の谷では固定費が重くのしかかる。投資部門の評価損が重なると、装置側の稼ぎを打ち消してしまう年もある。
手元の現金と有価証券を次の投資先探しに充てる、投資家色の濃い運営。1985年以降で32社を買い、11社を売り、3社を分離してきた。
基準器を必要とする衛星通信などの分野の設備投資と、投資部門が仕込んだ銘柄の値動き。性格のまるで違う二つを同時に見ないと、この会社の損益は説明できない。
この会社をどう読むか
LGL Groupをたどると、1928年にインディアナ州で設立されたLynch Corporationに行き着く。1985年にGabelli系のファンドが経営権を握って以来、企業を買っては売る出入りを重ね、2022年には主力の水晶部品子会社も分離した。
残ったのは、時刻と周波数の基準器を作るPTFと、割安企業を探すMerchant Investment部門という組み合わせだ。装置の受注は読めても投資の巧拙は読めないため、この会社の決算は二つの物差しを重ねないと意味が取れない。
バランスシート (要約)
資産 $47M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $43M(93%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$42M
- 他の流動資産$5M
- 固定資産$452K
- 流動負債$915K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4M
- 売上成長率
- −2.9%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 6.0%
- 純利益率
- 16.5%
- ROE
- 1.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $70K
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 1.7%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
LGL の掲示板
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