LIDR
AEye創業者のLuis Dussanは戦闘機や地上部隊向けの照準システムを米軍向けに開発した人物だ。NASAやロッキード・マーチン、DARPA出身の技術者を集めて立ち上げた出自が、走査の仕方をソフトで変える設計にそのまま残っている。
センサーを自動車メーカーへ直接納めるのではなく、ティア1・ティア2と呼ばれる部品メーカーと組んで車載向けに供給する。車以外では鉄道や航空、港湾、防衛、インフラ監視をOPTISというソフト基盤経由で開拓し、他社の解析ソフトと組み合わせて売る。
採用が決まるまで収入は細いまま研究開発費だけがかさみ、不足分は増資でまかなうため株式の希薄化が続きやすい。同じレーザー感知を狙う企業は多く、価格と性能の両面で競争が激しい。
カリフォルニア州プレザントンの本社に研究開発を集め、製造は外部パートナーに委ねる身軽な形を取る。手元の資金は車載採用の獲得と、非自動車分野での提携づくりに寄せている。
自動車メーカーとティア1が標準採用に選ぶかどうかで先行きが決まるが、その決定までの検討期間は長く、いつ結論が出るかを読みづらい。車以外の分野で契約を積めるか、それまで資金が持つかも同じ重みを持つ。
この会社をどう読むか
AEyeの技術の出自は戦闘機の照準システムにあり、創業者は米軍向けに標的を捉える装置を開発してきた技術者だ。
全方位を均等に照らすのではなく、重要な対象に狙いを絞り、走査の仕方をソフトで場面ごとに変える点を売り物にしている。ただし採用を決めるのは自動車メーカーと部品供給元で、結論が出るまで収入は細いまま開発費だけが出ていく。鉄道や防衛といった車以外の用途を急ぐのは、この待ち時間の重さを薄めるためでもある。
バランスシート (要約)
資産 $91M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $81M(89%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$43M
- 他の流動資産$46M
- 固定資産$1M
- 流動負債$9M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $233K
- 売上成長率
- 15.3%
- 粗利率
- −137.8%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −41.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$28M
- フリーCF
- −$28M
- 営業CFマージン
- −11921.5%
- 現金ランウェイ
- 約2年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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