LIQT
LiqTech International高分子膜や砕いたクルミ殻を使う従来のろ過材に比べ、炭化ケイ素の膜は硬く、薬品にも高温にも耐える。だから油田の排水や船の排ガス洗浄という荒い現場に入っていける。
製品は三つに分かれる。セラミック膜を組み込んだ液体ろ過装置、ディーゼルエンジンのすすを捕らえる排ガスフィルター、そして各種のプラスチック部品だ。
大型案件の有無で四半期ごとの数字が上下しやすく、受注の薄い時期は赤字が出る。安価な高分子膜との価格競争にもさらされている。
研究開発と生産をデンマークに置いたまま、大口顧客との実証を積んで用途を広げる進め方を続けている。2024年には1日1万バレルから使える容器型のQureFlowを開発し、油田の随伴水へ本格的に踏み込んだ。
プールやスパの水、油田で出る随伴水、船舶エンジンの排ガス洗浄水と、用途ごとに大口の受注を取れるかで数字が決まる。生産をデンマークに集約しているため、そこでの原価を抑えられるかが利幅を決める。
この会社をどう読むか
粘土を焼いて陶器を作るのと同じ理屈で、LiqTechは炭化ケイ素という硬いセラミックを焼いてろ過膜に仕立てる。硬さと薬品への強さが、そのままこの会社の商品になっている。
相手にするのは、プールの水、油田から噴き出す随伴水、船のエンジンが吐く排ガスの洗浄水といった荒い現場だ。装置は一件ずつの受注で売るため、大口が入る四半期とそうでない四半期で数字の振れが大きくなる。
バランスシート (要約)
資産 $27M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $10M(38%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$11M
- 固定資産$11M
- 流動負債$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $17M
- 売上成長率
- 13.0%
- 粗利率
- 7.6%
- 営業利益率
- −50.3%
- 純利益率
- −51.7%
- ROE
- −81.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$6M
- フリーCF
- −$7M
- 営業CFマージン
- −37.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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