LNSR
LENSAR装置は切開だけでなく、白内障の患者の多くが併せ持つ乱視の矯正まで一台で扱う。次世代機は手術室ひとつに収まる大きさにまとめ、専用の部屋を用意できない施設でも入れられるようにした。
眼科施設に装置を売るかリースし、手術1件ごとの使用ライセンスと消耗品からも収入を得る。装置が現場に増えるほど、手術のたびに入る収入が積み上がる。
装置が高いため施設の導入判断は慎重になりやすく、普及が計画より遅れれば赤字が続く。刃を使う従来の手術で十分だと考える医師も多く、置き換える理由を示せなければ売り込みは止まる。
手元の資金は次世代機の改良と、各国で販売の許可を取る手続きに集中して投じられている。2022年に米国で許可の下りた新型機がどれだけ現場に入ったかが、そのまま経営の成績表になる。
高額な装置を導入する施設が増えるか、そして1台あたりで年に何件の手術がこなされるかで収入が決まる。米国では公的保険が従来の手術しか給付せず、レーザーの差額は患者が自分で払う。
この会社をどう読むか
白内障手術は世界で最も件数の多い外科手術のひとつで、2025年には年間3,300万件を超えると見込まれている。ところが、そのうちレーザーを使う手術は100万件、全体の3%ほどにとどまる。LENSARが売っているのは、この少数派のための装置だ。
理由は技術より保険の仕組みにある。米国のメディケアや大半の民間保険は、金属や金剛石の刃を使う従来の手術しか給付しておらず、レーザーを選べば患者が差額を払う。つまりこの会社の成長は、医師の評価だけでなく、患者が上乗せ分を払ってでも選びたいと思うかどうかにかかっている。
バランスシート (要約)
資産 $71M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$13M
- 他の流動資産$34M
- 固定資産$25M
- 流動負債$41M
この判定で見た指標: 自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $58M
- 売上成長率
- 9.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −42.1%
- 純利益率
- −58.7%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$15M
- フリーCF
- −$15M
- 営業CFマージン
- −25.4%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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