LOAN
Manhattan Bridge Capital審査を外に出さず創業者が担い、自分たちがよく知る地域だけに貸す。規模を追わず目利きで持たせるやり方が、手広く貸す同業と分かれる点だ。
住宅を安く買って直し、すぐ売り直す投資家などに、不動産を担保に取って短期で貸す。金利はおおむね年9〜12.5%、一件あたりの元本は$40Kから$3.6M程度に収める。審査と条件づくりは創業者である最高経営責任者が財務責任者と組んで行い、その後の管理は社内のチームが担う。
銀行が貸したがらない相手に貸す商売である以上、景気が冷えれば返済の遅れが増える。2007年の創業以来ほぼ差し押さえずに来たのは実績だが、大きな焦げ付きを実際に処理した経験がないという意味でもある。利益の大半を配当に回す造りのため、損失を吸収する余力は薄い。
不動産投資信託として利益のほとんどを配当に回し、その分借り入れを抑えて手堅く運営する。創業者が最高経営責任者のまま、審査の最前線に立ち続けている。
借り手が予定どおり物件を直して売り抜けられるかどうかで結果が決まる。貸す先はニューヨーク近郊とフロリダに絞っており、その地域の住宅市況が返済の速さにそのまま出る。
この会社をどう読むか
年9〜12.5%という金利は高い。だがManhattan Bridge Capital が貸す相手は、安く買った住宅を直して数か月で売り抜ける投資家だ。彼らが払っているのは、金利というより速さの代金である。一件$40Kから$3.6M程度、担保は原則として不動産の第一順位に取る。
その値踏みを、創業者である最高経営責任者が財務責任者と組んで一件ずつ行い、貸す地域もニューヨーク近郊とフロリダに絞っている。2007年の創業からほぼ差し押さえずに来たのはこの狭さの成果だが、利益のほとんどを配当に回す造りでもあり、焦げ付きが増えたときに吸収する余力は薄い。
バランスシート (要約)
資産 $62M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $43M(69%)。
おおむね健全。同業の平均並みの水準
- 現金・現金同等物$205K
- 短期借入金$6M
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $9M
- 売上成長率
- −10.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 58.8%
- 純利益率
- 59.0%
- ROE
- 11.9%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $5M
- フリーCF
- $5M
- 営業CFマージン
- 56.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $5M
- 配当性向
- 103.0%
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