
LOCO
El Pollo Loco Holdingsメキシコ風の炭火焼き鶏という看板を守りながら、直営より加盟店中心で店舗網を広げる構造を取っている。2025年の新規出店9店のうち8店が加盟店による出店だった。
直営店の売上に加えて、看板と運営の仕組みを貸す加盟店からロイヤルティを受け取る、二本立ての収入構造を持つ。2025年末時点で9州503店を展開し、新規出店の大半は自社ではなく加盟店が担っている。
物価高が続く中でこれ以上値上げすれば、客数の減少に歯止めがかからなくなる恐れがある。地盤がカリフォルニアなど西部に偏っているため、その地域の景気や人件費の動向に数字が振られやすい。外食は競合が多く、値引き合戦になれば値上げで稼いだ分が消える。
自前で店を建てるより、加盟店に投資を任せて看板を貸す方向を選んでいる。2026年は直営で3〜4店、加盟店で15〜16店の開業を計画しており、店舗網を増やす役割が外に寄っている。
既存店の客足を保てるかと、値上げが客離れにつながらない範囲に収まるか、そして加盟店が新規出店を続けてくれるかに、成長の大半がかかっている。2025年は客数が0.6%減る一方、値上げで単価が0.7%上がり、辛うじて増収を保った。
この会社をどう読むか
El Pollo Loco Holdingsの2025年の既存店売上は、前年比0.1%増とほぼ横ばいだった。中身を見ると、値上げで単価が0.7%上がった分が客数の0.6%減をかろうじて埋め合わせただけの結果だ。
看板の炭火焼き鶏でカリフォルニアを中心とした西部に深く根ざす一方、店舗網を広げる役目は加盟店に寄っている。2025年に開いた9店のうち8店は加盟店による出店だった。数字を作っているのは客の増加ではなく値札の書き換えで、その余地がどれだけ残っているかに全体が引きずられる。
バランスシート (要約)
資産 $607M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $291M(48%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$6M
- 他の流動資産$19M
- 固定資産$581M
- 流動負債$79M
- 長期借入金$51M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $490M
- 売上成長率
- 3.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 8.6%
- 純利益率
- 5.4%
- ROE
- 9.1%
- ROIC
- 9.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $48M
- フリーCF
- $25M
- 営業CFマージン
- 9.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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