LONA
LeonaBio自社で新薬を探すのではなく、他社が最終段階まで育てた候補を土壇場で引き取った。開発力より、資産を見極める目に軸足がある。
売上はまだない。頼みの綱は2025年12月に権利ごと引き継いだ候補薬で、特定の遺伝子変異を伴う転移性乳がんが対象になる。最終段階の試験で効果を示せれば、承認申請への足がかりができる。
主要な結果が出るのは2027年後半で、それまで無収入の時間が続く。この薬は米国では承認が下りず、欧州では骨粗しょう症の薬として一度認可されながら発売されないまま失効した。いまはどの国でも売られていない。
手にした候補薬に人と金を寄せる一方、筋萎縮性側索硬化症に向けた自社発の薬も次の段階の準備を進めており、性格の違う二つの賭けを同時に抱えている。
最終段階の試験は被験者を500人から最大600人へ増やす途中で、2025年末に半数超が集まった。この募集が予定どおり終わり、結果が出るまで手元の資金が保つかどうかで、行き先が決まる。
この会社をどう読むか
LeonaBioという名前だけを見ると乳がんの新薬を一から開発する会社に見えるが、実際に手にしているのは、よそで長い旅をしてきた薬だ。大手製薬が骨粗しょう症の薬として育て、別のバイオが乳がん向けに作り替えた末に、2025年12月にここへ渡ってきた。
その薬は米国では承認が下りず、欧州では一度認可されながら発売されずに失効し、いまはどの国でも売られていない。最終段階の試験の結果が出るのは2027年後半で、この経歴を覆せるかどうかに、会社の値打ちのほとんどが乗っている。
バランスシート (要約)
資産 $92M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $28M(30%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$69M
- 他の流動資産$20M
- 固定資産$3M
- 流動負債$48M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −380.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$46M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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