LOOP
Loop Industriesすべての工場を自社で建てて回すのではなく、インドでは折半出資、欧州ではライセンス売却と、相手ごとに出資の形を変えている。資本を出さずに技術だけで広げる道も用意している。
ケベック州テルボンヌの自社工場を5年動かし、汚れた樹脂や色付きの繊維でも新品同様に戻せることを示してきた。事業化は二方向で、インドのEster Industriesとは折半出資で年産7万トンの工場を建てにいく。欧州ではReed Societe Generale Groupへ技術を売り、頭金€10Mと段階的なマイルストーン支払いを受け取る。売上と呼べる規模はまだ立っていない。
商業規模の再生工場は建設が遅れやすく、費用も膨らみやすい。石油由来の安いバージンPETとの価格差は常につきまとい、環境規制の後押しが弱まれば再生樹脂を選ぶ理由自体が薄れる。直接投資とライセンスの二本を同時に育てる分、片方のつまずきでも評価は揺れる。
テルボンヌで確立した工程を、外部の工場へどう移植するかに手が割かれている。インドの合弁と欧州のライセンスという性格の違う二つの座組みを、同時に前へ進めることが当面の仕事だ。
テルボンヌで磨いた工程を、商業規模の工場でも同じように再現できるかが第一の関門になる。インドと欧州のパートナーが計画どおり資金を出し、建設を進められるかがその次だ。
この会社をどう読むか
Loop Industriesを化学メーカーとして見ると、規模が小さすぎて話が合わない。この会社の実体は、ペットボトルを分子まで戻す工程を握り、それを他社に貸して回収しようとしているライセンス業に近い。
ケベック州の自社工場で5年かけて技術を証明したあと、次の一手は自社での大工場建設ではなかった。インドのEster Industriesとは折半出資、欧州のReed Societe Generale Groupへは技術売却。出資の形を相手ごとに変えながら、二つの座組みを同時に進めている。
バランスシート (要約)
資産 $9M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$2M
- 他の流動資産$1M
- 固定資産$5M
- 流動負債$3M
- 長期借入金$2M
- 短期借入金$605K
この判定で見た指標: 自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $514K
- 売上成長率
- −95.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$10M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −1966.9%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
LOOP の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…