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強み

液晶テレビ事業を自ら売却して撤退した点が、いまも液晶で量を競う中国勢との最大の違いだ。薄く曲げられる有機ELを軸に、スマホ・車載・IT機器といった付加価値の高い分野へ製品構成を絞り込む転換を、実際の事業売却という形で先に済ませている。

成長ドライバー

テレビやスマホ、車載機器向けの画面パネルを設計・製造し、電機メーカーや自動車メーカーに卸す。中国勢と値下げ競争が続いたテレビ用液晶は2025年4月に中国子会社を売って撤退し、いまは有機ELが売上の61%を占める。

リスク

パネル業界は世界的な増産で供給過剰と値崩れが起きやすく、稼働率が落ちても工場の固定費はすぐには下がらない。有機ELへの生産転換には巨額の設備投資が続き、需要の波が業績を大きく揺らす構造は液晶時代から変わっていない。

経営の癖

採算の厳しい事業は抱え続けず、売却して構造ごと作り替える判断を近年下してきた。空いた資源は有機ELの生産能力と、車載向けなど高付加価値分野の開拓に振り向けている。

読みの軸

有機ELパネルの需要と、テレビ・スマホ・自動車それぞれの機器市場の売れ行きが収益を決める。ウォン安が進むと海外から買う原材料の費用がかさむため、生産コストの管理も利幅を分ける。

この会社をどう読むか

2025年4月、LG Displayは液晶テレビパネルを作る中国の子会社を売却した。長年この会社の看板だった事業から、自ら降りたということだ。

いま売上の6割を占めるのは、自ら発光する有機ELパネルだ。同業が液晶からの脱却をまだ検討段階で語るなか、この会社は工場を売るという後戻りのできない形で先に決着をつけた。転換の痛みは大きかったが、そう読むと業績の振れ方にも納得がいく。

財務データ

この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — LG Display の提出書類
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