まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
輸入に頼りがちな赤外線用の特殊材料を自社の技術として持ち、自前のBlackDiamond材料でゲルマニウムを使わないカメラまで設計できる。買収したG5 InfraredとVisimidを通じて、部品供給だけでなく完成品側にも足場を広げつつある。
赤外線レンズと可視光レンズ、そしてそれらを組み込んだカメラや組立品を防衛・産業・医療向けに供給する。2025年6月期の売上約$37.2Mの内訳は赤外線部品が$14.3M、可視光部品が$11.7M、組立品が$8.0M。伸びたのは組立品で、前年から79%増えた。
2021年4月、中国子会社LPOIZ・LPOIの総経理と営業・技術の責任者が、自社技術の持ち出しや売上の付け替え、着服に関与していたと判断して解雇した。2023年12月に中国当局経由で約$0.2Mを回収したが、法的手段はほぼ尽きたとして追加の回収は見込んでいない。海外拠点の統制がそのまま損失になった実例だ。
組立品のような利幅の厚い製品へ品揃えを寄せ、防衛向けの受注を積み増す方向に舵を切っている。中国での不正が発覚して以降は海外拠点の統制に手を入れ、還元よりも事業の作り直しに現金を向けてきた。
防衛予算の配分と、赤外線材料の調達環境に左右される。ゲルマニウム製品の大口年間契約は、長期の価格と数量を確保しにくい供給網の事情から2024年6月期の第2四半期で更新されず、その穴が赤外線部品の売上に残った。
資産 $82M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $16M(19%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…