LQDT
Liquidity Services新品を並べる通販とは客層も品ぞろえも違い、重機や工場設備、官庁の払い下げ車両といった一点物が並ぶ。1999年にLiquidation.comとして始めて以来、この扱いにくい領域だけを掘ってきた。
成約するたびに売り手からも買い手からも手数料を取る。品をいったん自社で買い取って売り直す形も併用しており、2025年9月期は取扱高$1.6Bに対して売上$477.7Mを計上した。
大口の出品者、とくに官公庁との契約を失うと扱い高が一気に落ちる。買い取って売る形の取引では、値が付かなかった在庫が自社に残る。
足りない領域は買って埋める。2024年には官公庁向け競売のSierra Auctionを取得した。翌2025年に買った競売システム外販のAuction Softwareは、新しい部門として立てている。
出す側の事情に強く縛られる。景気や在庫の都合で企業や官公庁が手放す物の量が変われば、扱う金額もそのまま増減する。買い手の登録数は同期に550万人から600万人へ増えた。
この会社をどう読むか
Liquidity Servicesに登録している買い手は600万人いるが、そこに並んでいるのは新品ではない。小売店が抱えた返品や売れ残り、工場が使い終えた機械、自治体が入れ替えた公用車といった、持ち主が処分に困った物ばかりだ。
売り手は在庫を現金に換えたい企業と官公庁で、買い手は世界中の中小事業者や個人になる。成約のたび両側から手数料が落ちる仕組みで、参加者が増えるほど品も買い手も集まり、取扱高は5年で年20%あまりのペースで膨らんだ。
バランスシート (要約)
資産 $375M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $203M(54%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$175M
- 他の流動資産$50M
- 固定資産$150M
- 流動負債$162M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $477M
- 売上成長率
- 31.2%
- 粗利率
- 43.8%
- 営業利益率
- 7.4%
- 純利益率
- 5.9%
- ROE
- 13.8%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $67M
- フリーCF
- $59M
- 営業CFマージン
- 14.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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