LRHC
La Rosa Holdings創業者ジョセフ・ラロサ氏が自著『Do It Now』の講演で築いた支持者の輪を、そのまま仲介人の勧誘網に転用した。物件を持たず人を集める商売で、賃貸型や保有型の不動産会社とは抱える資産の形そのものが違う。
住宅や商業物件の売買が成立したときの仲介手数料を、仲介人と分け合う形で受け取る。加盟店から入る手数料と、フロリダに持つ決済・権原手続きの子会社が扱う費用も乗る。
住宅ローン金利が上がって売買が細れば、仲介人の数を保っていても手数料は先に減る。同業のチェーンも厚い取り分で人を引き抜くため、拠点と人の獲得費用を増資で賄う難しい資金繰りになりやすい。
買収と勧誘の両輪で仲介人と拠点の数を増やす拡大路線を取り、稼いだ分は出店と決済・権原手続き事業の拡張に回している。
2,769人という仲介人の頭数と、その一人ひとりの成約数にそのまま連動する。取り分を厚くするほど人は集まるが、本社に残る分は薄くなるという綱引きが常にある。
この会社をどう読むか
ジョセフ・ラロサ氏は不動産開発者であると同時に、自己啓発本『Do It Now』を書いたライフコーチでもある。その講演やセミナーに集まった現役の仲介人たちが、そのまま自社の看板で働く人材になった。
フロリダを本拠に直営26拠点と加盟6店、2,769人の仲介人を抱えるまでに広がった。ただし取り分を厚くするほど本社に残る利益は薄く、決済や権原手続きの子会社を後から足したのは、その薄さを別の手数料で補う動きに見える。
バランスシート (要約)
資産 $13M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$7M
- 流動負債$6M
- 長期借入金$641K
この判定で見た指標: 自己資本比率。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $69M
- 売上成長率
- 16.7%
- 粗利率
- 10.2%
- 営業利益率
- −29.7%
- 純利益率
- −44.6%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$8M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −11.0%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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