
LSTA
Lisata Therapeutics自ら腫瘍を叩く薬ではなく、他の薬の通り道を開ける役に回る点で狙いが違う。薬が届きにくい膵臓がんを選んだのも、この役回りが最も活きる場所だからだ。
まだ売上のない臨床段階で、手元の資金は増資と提携に頼る。主候補セルテペチドは細胞の取り込み経路を一時的に開き、一緒に投与した抗がん剤を腫瘍の内部へ運び込む働きを狙う。
併用が前提の設計なので、相手の薬が振るわなければセルテペチド自体の価値も測れないまま終わる。主戦場に選んだ転移性の膵臓がんは、長年多くの候補が脱落してきた難所でもある。
単独での製品化を急がず、Catalentとの共同研究で抗体薬物複合体との相性を前臨床で確かめるなど、組む相手を増やして持ち駒を厚くしている。
併用相手の抗がん剤が効くこと、そしてセルテペチドがその効きを底上げできること、二重の証明が要る。膵臓がんや胆管がんで走らせているフェーズ2試験の結果次第で、次の資金調達の条件も決まる。
この会社をどう読むか
固形がんのかたまりは血管が少なく組織も固いため、点滴で流した抗がん剤の多くは奥まで届かない。
Lisata Therapeuticsのセルテペチドは、細胞がもともと持つ取り込みの仕組みを開き、一緒に投与した薬を腫瘍の内側へ引き込む。膵臓がんから胆管がん、大腸がんまで複数のフェーズ2試験を並行して走らせているが、どれも他社の薬と組ませて初めて意味を持つ。単独では効果を測れない設計が、この会社の性格そのものだ。
バランスシート (要約)
資産 $18M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $15M(84%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$16M
- 他の流動資産$2M
- 固定資産$41K
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $170K
- 売上成長率
- −83.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −111.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$16M
- フリーCF
- −$16M
- 営業CFマージン
- −9381.8%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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