LXU
LSB Industries肥料だけに絞る同業と違い、同じアンモニアから鉱山の発破に使う硝酸アンモニウムや工業用の硝酸も作り分ける。テキサス州ベイタウンでは他社の工場の運転を請け負っており、自社設備を持たない稼ぎ方も併せ持つ。
アーカンソー州エルドラド、アラバマ州チェロキー、オクラホマ州プライヤーの三工場で、天然ガスからアンモニアと関連製品を作る。農家や肥料販売店に売る農業向けと、爆薬メーカーや産業界に売る工業向けの二つの市場を持つ。
天然ガスが高騰すれば採算が縮み、窒素製品の相場が崩れれば売上の側から削られる。装置産業ゆえに固定費が重く、稼働率が落ちても費用はすぐには下がらない。化学工場を抱える以上、環境規制への対応費用も続く。
1968年設立でオクラホマシティに本社を置き、工場の定期修繕の段取りと天然ガスの調達費用の管理に経営の手数をかける。低炭素の製品群への展開も掲げている。
天然ガスの価格と窒素製品の市況、その両方に業績が挟まれる。工場が三つしかないため、定期修繕で一つが止まる期間は生産量がそのまま目減りする。
この会社をどう読むか
LSB Industries が売っているのは肥料だが、その手前にあるのは天然ガスから作るアンモニアという一つの原料だ。同じアンモニアが、畑にまく窒素肥料にもなれば、鉱山で岩を砕く爆薬の材料にもなり、工業用の硝酸にもなる。買い手が農家と鉱山会社と工場に分かれているのは、この一原料の使い道の広さから来ている。
作っている場所はエルドラド、チェロキー、プライヤーの三か所しかない。点検や修繕で一つ止まれば生産量が目に見えて落ち、天然ガスの値段と窒素製品の相場に両側から挟まれる。工場を止められない装置産業の重さが、この会社の性格をほぼ決めている。
バランスシート (要約)
資産 $1.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $520M(44%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$20M
- 他の流動資産$274M
- 固定資産$880M
- 流動負債$106M
- 長期借入金$440M
- 短期借入金$760K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $615M
- 売上成長率
- 17.8%
- 粗利率
- 17.0%
- 営業利益率
- 9.3%
- 純利益率
- 4.0%
- ROE
- 4.7%
- ROIC
- 4.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $96M
- フリーCF
- $18M
- 営業CFマージン
- 15.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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