
LYEL
Lyell Immunopharma承認済みの治療と正面から効果を比べる試験に踏み込む会社は、細胞治療の開発企業の中でも多くない。自社の技術一本に賭けず、外から候補を買い足して手数を増やす動き方も、この会社の性格をよく表している。
売上はまだない。血液のがんでは主力候補を承認済みの治療と正面から比べる試験に進め、2025年11月には固形のがん向けの候補を他社から導入して開発の的を二つに増やした。
免疫細胞でがん細胞を攻撃させる治療は、血液のがんに比べて固形のがんでは効きにくく、この会社の過去の候補でもつまずいた例がある。血液のがんの試験で承認済みの治療に見劣りする結果が出れば、開発の軸そのものが揺らぐ。
自社で育てた候補だけに頼らず、外から権利を買って開発中の候補群を補う判断を経営陣が続けている。限られた資金は、血液のがんの後期試験と、導入したばかりの固形がん向け候補の育成に振り分けられている。
血液のがんの試験で、既に承認されている治療より良い結果を出せるかが最初の関門になる。2025年に導入した固形がん向けの候補が、初期に出た高い奏効率を大きな試験でも再現できるかどうかで、二本目の価値が決まる。
この会社をどう読むか
Lyell Immunopharma は、血液のがんで単一事業で勝負する会社ではない。2025年11月、この会社は他社が育てていた固形のがん向けの候補を新たに買い足し、二つの戦場を同時に攻める形に組み替えた。
血液のがんでは、患者の免疫細胞を作り替えてがん細胞を狙う治療を、既に承認されている同種の治療と直接比べる試験に進めている。固形のがん向けに導入した候補は初期の試験で高い奏効率を示しており、この芽をどこまで大きな試験で再現できるかが、次の数年の見どころになる。
バランスシート (要約)
資産 $340M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $248M(73%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$60M
- 他の流動資産$201M
- 固定資産$79M
- 流動負債$49M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $36K
- 売上成長率
- −41.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −110.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$150M
- フリーCF
- −$151M
- 営業CFマージン
- −416733.3%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
LYEL の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…