まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
北米のライドシェアという2強市場の一角を占め、移動に絞った分かりやすい事業構成が特徴。多角化した首位に対し、運転手と乗客の体験に集中する戦い方を取る。自動運転については自前開発を持たず、提携で取り込む身軽な路線を選ぶ。採算重視へ舵を切り、黒字化を固めつつある挑戦者の立ち位置にいる。
スマホのアプリで一般のドライバーの車を呼び、目的地まで運んでもらうライドシェアの仲介手数料が収益の柱。乗客が払う運賃から、ドライバーの取り分を差し引いた分が収益になる。自転車や電動スクーターの貸し出しも手がける。北米に絞って事業を展開し、移動の仲介で稼ぐ構造になっている。
首位との競争が激しくなると、運賃の引き下げやドライバーへの奨励金がかさみ、採算が崩れる。景気後退で外出や出張が減ると乗車が落ちる。ドライバーを従業員として扱うよう求める規制や、保険費用の上昇は、構造的にコストを押し上げる。自動運転タクシーの普及も、長期の脅威になりうる。
配当を出さず、利益をサービスの改善と、採算の維持、自動運転企業との提携に振り向ける経営。首位との消耗戦を避けて単価と効率を重視し、北米の移動需要に集中しながら、自動運転は提携で備える身軽な路線で、黒字の体質を固めて稼ぐ方針が特徴になっている。
移動需要と、乗車回数、運賃とドライバー獲得のバランスに依存する。通勤や外出、空港送迎の需要が活発か、ドライバーを十分に確保して待ち時間を抑えられるか、首位との競争で運賃と特典の消耗戦を避けられるか、そして保険費用を管理できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.3B(36%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…