まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
たばこの巻紙を作る会社として生まれ、合併を経てその事業自体を売り払い、濾過材と不織布とフィルムの束に姿を変えた経歴を持つ。素材メーカーとしては珍しい出自の消し方をしている。
水や空気をこす濾過材、貼って使う粘着フィルム、医療や衛生向けの不織布など、用途を絞った素材を作って売る。製品分類のどれも売上の35%を超えず、一つの市場の不振が全体を揺らさないように散らしてある。
用途が散らばっているぶん一つの分野の不振は吸収できるが、逆に全体を押し上げる牽引役も持ちにくい。負債の返済が優先される間は、設備や研究への投資が細りやすい。
合併以来、純負債をおよそ45%減らしてきた。2025年には販管費や調達の見直しでおよそ2,000万ドル相当を削り、配当を続けながら身軽になることを優先している。
自動車や建築、医療、水処理といった幅広い産業の需要と、原料の樹脂や繊維の価格に振り回される。2022年の合併で膨らんだ負債の返済も、投資に回せる余力を決めている。
資産 $2.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $499M(24%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
読み込み中…