MAYS
J.W. Mays1924年に始まり1927年にニューヨーク州法人となった100年企業を、わずか28人で回している。会長兼CEOのLloyd J. Shulman氏は1978年に社長、1996年に会長兼CEOとなり、83歳のいまも現職にある。
所有する商業用の建物を、店舗やオフィスとしてテナントに貸して賃料を受け取る。物件を売買して差益を狙うのではなく、長く持ち続けた建物から賃料を積み上げるだけの単純な形をとる。
物件数が限られるため、大口テナントが一社抜けるだけで賃料収入が目に見えて減る。ネット通販の広がりで店舗の需要が細り、在宅勤務の定着でオフィスの契約面積も見直されている。次の借り手が決まるまで空室が長引きやすい。
幹部は在任30年から40年を超える顔ぶれで固定され、三年ごとの雇用契約を更新しながら現在も現役にある。従業員の約2割が労働組合に属し、規模を追わず既存物件の維持に徹している。
保有する数少ない建物にテナントが入り続けるかどうかで収入が決まる。建物の多くは古く、新しい借り手に合わせて手を入れるたびに費用がかさむ点も重い。
この会社をどう読むか
J.W. Maysは1924年に始まり、1927年にニューヨーク州法人となった、ブルックリンの100年企業だ。
やっていることは驚くほど単純で、持っている商業用の建物を店舗やオフィスに貸し、賃料を受け取るだけ。それを従業員28人でこなし、会長兼CEOのLloyd J. Shulman氏は1978年の社長就任から半世紀近く経営の座にある。古い建物と動かない経営陣という、時間の止まったような会社である一方、物件数が少ないぶん一社の退去が数字に直に響く。
バランスシート (要約)
資産 $88M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $53M(60%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$749K
- 長期借入金$3M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $22M
- 売上成長率
- 4.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −0.7%
- 純利益率
- −0.6%
- ROE
- −0.3%
- ROIC
- −0.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3M
- フリーCF
- $128K
- 営業CFマージン
- 11.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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